DAHON の創設者 Dr. David Hon の夫人と息子 Joshua Hon が DAHON から分離独立して作ったブラント「Tern(ターン)」が間もなく日本国内で正式に発表される。8月24日に大阪、31日、9月1日に東京でディーラー及びメディア向けにTern2011展示発表会が開催される予定で、DAHONなどを扱うアキボウの2012ニューモデル展示発表会と合同となっている。
Ternは、ダホングループのダホングローバル、ダホンチャイナ、ダホンノースアメリカのうち、Joshua Hon 率いるダホングローバルがニューブランドを発足させたもので、DAHONがフォールディングバイクのパイオニアとしての「歴史」、「技術力」、「信頼度(安心感)」、「認知度」の高さによる万人向けのブランドであるのに対し、Ternは、グローバルな視点、環境志向、品質の優先など、時代のニーズに応えるブランド。ありきたりでない、ハイセンスな製品ラインナップを望む限られた人のための、こだわりのブランド、ということだ。品質とデリバリーを特に重要視するとともに、毎年の純利益の少なくとも 1%を環境保全などに社会還元するとしている。日本での取り扱いは、一般には24日以降に公開することになっている。アキボウでは無いものの、アキボウと展示発表会を合同で開催することから、何らかの協調が垣間みられる。
国内取り扱いモデルなどは24日にディーラー及びメディアに発表されるが、Ternの最大の特徴は「Verge」シリーズにあるだろう。これはDAHON2011年モデルのVectorシリーズのフレームであり、DAHONにおいて製造を担当していたのが今回新たにブランドを立ち上げた、台湾を拠点に置く旧DAHONグローバルであることから、2011DAHONのハイエンドモデルを担っていたVectorを引っさげての新ブランドということを意味する。Vectorがハイエンドモデルであったのに比べ、TernのVergeでは幅広いラインナップを用意している。最もリーズナブルなVerge Duoが日本国内で展開されるのであれば10万円を下回る価格設定が予想されることから、高くて手が出せなかったVectorのフレームが購入検討対象となり、注目されるのは必至だろう。
Ternではその他、24インチや26インチモデルもラインナップされており、国内での24インチの再ブームを期待されている。日本国内での取り扱いモデルは24日に発表される見込みだが、本国Ternのラインナップは、既に公開されているウェブサイトで見ることが出来る。
なお、Ternは国内では今のところTwitterアカウントのみを公開しているので、ひとまずこちらをチェックしておくのが早いだろう。
今月末にはドイツでユーロバイクが開催され、DAHONもTernもブース出展を予定している。昨年はDAHON Vector X10がユーロバイク賞に選ばれていることから、今年はどうなるか注目されている。
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